2014・09・27
御嶽山の11:53分(突然)の噴火! NHKでは噴煙が山肌を這(は)
うように下ると報道したがあれは間違いなく火山弾を含まない火山灰が
主体の小規模の水蒸気爆発による高熱の火砕流の一種と思われ現在負傷
しながら下山した人々は大変幸運な方々ですが山頂火口付近で噴煙に
来襲された登山者がいれば安否が心配される。
4つ?の火口近辺に登山者が残されていたとすれば大量の噴煙と火山灰に
包まれると視界はゼロとなり逃げ道を失い高熱の灰と呼吸困難や火傷が
原因で死に至る可能性が大である。最小限の犠牲者で終息する事を祈ります。
テレビの報道映像で観察する限り今の所どの火山学者も発表していないが
2000年3月31日に発生した有珠山の噴煙よりも小規模の水蒸気爆発と思われる。
当時は気象庁は称賛に値する噴火日予知を発表し洞爺湖温泉の住民に一人
の犠牲者も出さずに終息した経緯があるが何の予兆もなく火山の爆発が発生
したケースは1952年のメキシコのトウモロコシ畑から発生したパリクティン
の噴火以外に聞いた事はない。
世界では常識の10km以内に居住地の建築は死との隣り合わせの生活を意味
するにも係わらずあまりにも近くに建造された山小屋が多く散在する御嶽山で
あるだけに噴煙直後のレベルの1から3への判断をもう少し早めに発令して
入山禁止の対策がなされなかったのが残念です。
犠牲者が僅かでも出れば1986年の大島・三原山の噴火で経験した噴火予想日の公表の
後での入山禁止の処置がとられた時と同様の事が問われることになるかも知れない。
今回の御嶽山も9月10日以降に火山性微動が継続的に発生し15~16日頃には
一日に108回の火山性微動が発生したという。 事実ならこれが予兆である!。
もし入山禁止が予めなされていたら負傷者も皆無で火山の活動の規模では1997
(平成 9)年の九州・九重山の噴火に類似の小規模噴火で終息する事が予想される。
政府は自衛隊の出動を要請したが8月の広島の豪雨の時の国民の?が問われた
スローな対応に比較して死者の一人も確認されていない事態で迅速な対処は評価は
されるが少なくとも、政府の関係大臣は対策計画を原稿なしで発表して欲しかった。
御嶽山の火口と過去の堆積物の外見から今後マグマ噴火に至るとは思えないがもし
大きな火砕流が今後発生すれば九州・普賢岳の二の舞にもなりかねない。
世界の火山噴火規模ではマイナーの御嶽山の水蒸気爆発で始まった今回の爆発噴煙が
例え長期化しても一人の犠牲者も出ない事を祈願致します。
2014年9月27日 19:00